生でピーマンを食べるのは、毒があって危険?
1年を通して手に入りやすいピーマン。
加熱調理して食べることが多いため、生でも食べられるのか疑問に思いませんか。
この記事では、ピーマンを生で食べることのリスクや、食べすぎによる危険性。
また、ピーマンに含まれている栄養価や、生食するメリットについても解説していきます!
ピーマンは生で食べると危険?
ピーマンは苦味が特徴的なため、子供が苦手な野菜としても有名。
苦味を感じるってことは、生で食べるのは危ないかも・・・?
中には、生食しては危険な野菜もあるので、心配になりますよね。
ピーマンを生食することは本当に危険なのか?
詳しくみていきましょう!
生でも食べられる
ピーマンは加熱しなくても、生で食べることができます。
生で食べてしまうことによるリスクはないため、安心して大丈夫ですよ。
そのまま刻んでサラダに入れたり、和え物にするなど料理の幅も広がります。
加熱することでしんなりしやすいピーマンですが、生で食べるとシャキシャキした歯ごたえが抜群。
みずみずしさも感じられて、食感がクセになるかもしれません。
丸ごとかじりついても問題はありませんが、種やワタが苦手な方は、取り除いて食べてくださいね。
苦味は生の方が強い
生でピーマンを食べるのは、苦そうなイメージがしますよね。
ピーマンの苦味は、ポリフェノールの一種であるクエルシトリンという渋味成分。
それからピラジンという香り成分が加わり、苦味を感じると考えられています。
完熟する前に収穫する野菜なので、ピーマンは苦いというイメージがついてしまってるのも納得。
加熱することで苦味は軽減される傾向にあるので、生で食べる方が苦味は感じやすいでしょう。
苦いのが苦手だな・・・という方には、苦味を軽減するための調理方法を後半で解説しています!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
生ピーマンの食べすぎによる健康リスクとその対策
ピーマンに毒性があることは、あまり知られていないのではないでしょうか。
中には毒性があって、食べ方に注意が必要な野菜もあります。
ピーマンに毒があると聞いてしまうと、食べても大丈夫なのか心配になりますよね。
ピーマンを食べすぎてしまうことによるリスクはないのか?
一日の摂取目安もあわせて、詳しくみていきましょう!
食べすぎると危険?
ピーマンにはアルカロイドという毒性のある成分が含まれています。
毒と聞くとどうしても警戒してしまいます。
これは植物が種子を残すため、虫や動物から食べられないように天然毒素で身を守っているんですね。
アルカロイドは天然の毒素で、人の体内ではしっかり分解される成分なんです!
また熱に弱い成分であるため、不安な場合は加熱して食べるといいでしょう。
そうは言っても、ピーマンを過剰に食べすぎてしまうことは体の負担になる可能性があります。
つづいて1日に食べても安全な量をみていきましょう!
ピーマンの適切な摂取量
1日に必要な緑黄色野菜の量を基準にすると、ピーマンの適切な摂取量は50g~100gくらい。
大きさにもよりますが、大体2~4個を目安にすると良いでしょう。
ピーマンは健康リスクの低い野菜です。
過剰に食べすぎることで心配になるのは、食物繊維やビタミンCの摂りすぎで胃に負担がかかること。
とはいえ一度に何十個も食べることは考えにくいですよね。
適切な摂取量を意識していれば問題はありません。
栄養豊富な野菜なので、積極的に食事に取り入れるようにしましょう。
生のピーマンの栄養価やメリット
ピーマンはとても栄養のある野菜ですが、生で食べることでさらに栄養効果が高まるメリットがあります。
特にピーマンに多く含まれている栄養をみてみましょう!
ビタミンA(βカロテン)・・・免疫機能や皮膚粘膜の健康維持
ビタミンC・・・抗酸化作用があり老化防止や美肌効果
ビタミンE・・・脂質などの酸化を防ぐ
カリウム・・・ナトリウムの排出や血圧を下げる
食物繊維・・・腸内環境改善や血糖値の上昇を抑える
ピーマンはビタミンやミネラルが豊富な野菜なので、健康づくりにも役立ってくれますよ!
生のピーマンに含まれる栄養価
ピーマンを食べる時は、火を通して調理することが多いかもしれません。
生で食べられることはわかったけど、ピーマンを生で食べるメリットってある?
生で食べる時に苦味を抑えて、美味しく食べる方法はないの?
ここからは、そんな疑問について解説してきます!
ピーマンを生食するメリット
ピーマンはビタミンCが豊富な野菜。
ビタミンCは水溶性なため、水にさらしたり加熱することで失われやすい栄養です。
ピーマンは組織がしっかりしているので、加熱してもビタミンCは失われにくい特徴があります。
生食するメリットは、無駄なく栄養を摂取することができること。
生でも美味しく食べられるように、新鮮なピーマンを選ぶときのポイントを紹介します!
表面にシワがなく、ツヤがある
ヘタ(花弁)の角が多い
切り口がきれいで変色がない
ヘタの角は5角のものが多いですが、角が多いと甘味がいきわたり栄養豊富な証拠。
鮮度の落ちたものは感触が柔らかく、表面にハリがなく、くすんできます。
新鮮なものを見極めて、健康に役立ててくださいね!
ピーマンの苦味を軽減するための調理方法
ピーマンは切り方や調理の方法で、苦味の感じ方を抑えることができます。
ピーマンの繊維は縦に存在しているので、沿うように切ると良いですよ。
サッと湯がいたり、油を使って炒めることでも苦味を抑えることができます!
ピーマンの苦味のもととなるピラジンという成分は、わたや種に多く含まれています。
苦味を抑えたい時は取り除くようにしましょう。
ピラジンは食べても問題はなく、血行促進や血液をサラサラにする効果が期待できます。
取り除かずに食べるのも健康には効果的ですよ。
ピーマンを生で食べると危険?栄養や食べすぎによるリスクまとめ
生のピーマンも危険なく食べられることがわかりました。
今は品種改良がすすみ、苦味を抑えたクセが少ないピーマンも流通しています。
緑色のピーマンよりも、熟して赤くなったピーマンも苦味が少なくて食べやすいですよ!
新鮮で美味しい生のピーマンも、ぜひ食卓に取り入れてみてくださいね。
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