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ゴーヤを生のまま食べるのは危険?知らないと怖い健康リスクと対策

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ゴーヤを生のまま食べるのは危険?知らないと怖い健康リスクと対策

独特な苦味が癖になるゴーヤを生で食べてみたい、と思った事はありませんか?

加熱して食べる事が多いですが、実は生食もできるんですよ。

ただし、食べ方や下処理の仕方によっては、生食が危険な場合も・・・。

腹痛や中毒症状が出る可能性もあるんです。

そこで今回は、ゴーヤを生で食べる時の健康リスクや、中毒への対策などをご紹介します。

この記事を読むことで、なぜゴーヤの生食が危険と言われるのかわかりますよ!

目次

ゴーヤを生のまま食べるのは危険?その理由と健康リスク

新鮮で鮮やかな緑色のゴーヤ

加熱するより、生で食べる方が栄養がありそうな気がする・・・。

そう感じて、生食したいと思うかもしれません。

しかし、生食はなぜ危険と言われているのか気になりますよね。

ゴーヤの生食が危険と言われる理由を調べてみました。

ゴーヤの成分と健康リスク

ゴーヤには、主に4種類の苦味成分が含まれています。

各成分の作用を見ていきましょう。

  • モモルデシン:血糖値を下げる、胃粘膜を保護する、胃酸分泌を促す
  • チャランチン:血糖値を下げる
  • グルカゴン酸:血糖値を上げる
  • ククルビタシン:血糖値や血圧を下げる、痛みを軽減する

ゴーヤには、体に良さそうな成分が多く含まれていますね。

しかし、この中で特に注意する成分がククルビタシンです。

血糖値を下げたり良い効果もありますが、摂りすぎには気をつけないといけません。

ククルビタシンはウリ科特有の苦み成分で、主に種やワタに含まれています。

更に、種やワタにはアルカロイドの一種である、モモラカルピンも含まれているんです。

この2つの成分を摂りすぎると、中毒症状が現れる事があるそう。

またモモルデシンも、加熱時より生の方が作用が強く出やすいとされています。

そうすると、生ゴーヤを食べ過ぎたときに胃酸が過剰に分泌され、胃痛等の症状が現れるんですね。

そのため、生のゴーヤを食べ過ぎると健康リスクが高くなります。

生ゴーヤによる中毒症状と対策

ゴーヤには、毒性を持つアルカロイドや、胃腸を刺激する成分が含まれています。

そのため、生で食べると腹痛などの中毒を起こすリスクが高くなると言えるでしょう。

中毒を防ぐには、事前に対策をしておくと良いですよ。

対策としては、

・生の状態で食べ過ぎない
・種やワタは取り除いておく
・体調の悪い時は生食を避ける

などがあります。

栄養面からも、1/3~1/2本(100g)程度の摂取量で充分ですので、摂りすぎは禁物です。

また、加熱すれば毒性は減りますが、生の場合は取り除いてください。

体調不良時は胃腸が悪い場合も多いので、生食は避けておくのが良いですよ。

腹痛やその他の症状に注意

生ゴーヤは摂りすぎると、腹痛・胃痛・下痢・嘔吐などの中毒症状が起こります。

もし中毒症状が起きた場合は、水を飲んで安静にしましょう。

それでも良くならない場合やむしろ酷くなる場合は、必ず医療機関などを受診してください。

また、夏野菜であるゴーヤは、体を冷やす作用もあります。

風邪気味などの体調不良時には、更に悪化させる危険もあるのでやめておきましょう。

もし食べたい場合は、加熱してから食べるのが良いですね。

生のゴーヤを安全に食べるための下処理と調理法

スライスされているゴーヤ

中毒症状などを聞くと、生で食べるのは難しいのかな、と思うかもしれません。

しかし、正しい手順や方法で下処理をすれば、安全に食べられますよ。

ゴーヤが腐るとどうなるのかもチェックしておきましょう。

「栄養は気になるけど、苦味がどうしても無理・・・。」

そんな方のために、苦味の取り方やおすすめレシピもご紹介します。

ゴーヤの下処理方法とポイント

ゴーヤの下処理はしっかり行う必要があります。

下処理の方法は以下の通りです。

  1. ゴーヤを水で洗い、水気を切る
  2. 両端を切り落として、縦半分に切っておく
  3. スプーンなどで種とワタを取り除く
  4. 2~3mm程度にスライスする

苦味やアルカロイドの元となる、種とワタは取り除いておきましょう。

この時、水にさらし過ぎないのがポイント。

ゴーヤには水溶性の栄養素が多いため、水に溶け出して流れてしまいます。

栄養をキープしたいなら、さっと洗う程度にしておくのが良いですね。

苦味を取るための効果的な方法

下処理をしたけど、それでも苦味が気になる場合もあるかと思います。

そんな時には、更に塩もみや砂糖もみをしてみましょう。

塩もみ:塩小さじ1(6g)入れてもみ、10分置く。
砂糖もみ:塩小さじ1/2(3g)と砂糖小さじ2(6g)を入れてもみ、5~10分置く。

どちらも時間が経ったら、ザルにあげて水気を絞ってください。

そうする事で、苦味成分が流れてくれます。

もし塩もみをしても苦い場合は、砂糖もみを試してみると良いですよ。

砂糖の甘みが足される事で、より苦味が落ち着きます。

ただしそのまま食べる時よりも、栄養素が流出する可能性がありますので、ご注意くださいね。

生ゴーヤのおすすめレシピ

生ゴーヤの苦味を抑えながら、栄養もそのまま摂るならジュースがおすすめ。

バナナや牛乳、はちみつなどを入れて混ぜるだけで完成します。

果物などの甘味で、ゴーヤの青臭さや苦味がカバーされて飲みやすくなりますよ。

バナナ以外にも、りんごやパイナップル、桃などでも良さそうですね。

牛乳でなくても、ヨーグルトや豆乳、水でもできますよ。

ただし、お子様と飲む場合は生よりも加熱したものを使うのが安心です。

もしはちみつを使用する場合は、1歳未満のお子様には与えないようにしてください。

ゴーヤを生で食べるメリットとデメリット

半分にカットされているゴーヤ

ゴーヤは生で食べる方が栄養がありそうですが、実際どうなのか気になりますよね。

加熱すると栄養素が流れてしまう気がする・・・。

そう思う方も多いかと思います。

そこで、ゴーヤが生の場合と加熱調理した場合で違いはあるのか、調べてみました。

生食の栄養価と健康効果の比較

まず、生食の場合の栄養価と、各栄養素が持つ作用の一例を見てみましょう。

栄養素栄養価作用の例
食物繊維
(g)
2.6腸内環境を
整える
カリウム
(mg)
260むくみ予防
βカロテン
(μg)
210免疫力アップ
ビタミンK
(μg)
41骨を作る
手助けをする
葉酸
(μg)
72タンパク質や
血液を作る
ビタミンC
(mg)
76皮膚の健康を
保つ
※100gあたり

ゴーヤには、健康を保つために必要な栄養素が豊富に含まれています。

夏野菜でもあるので、水分もたっぷり。

ビタミンCや葉酸は熱に弱いため、生食の方が効率良く摂取できますよ。

また、水に溶けやすい性質も持つので、長時間水にさらし続けないように注意しましょう。

栄養素を逃がさず摂取しやすいのが、生食のメリットと言えますね。

加熱調理との栄養価の違い

一方で加熱した場合、栄養価はどう変わってくるのでしょうか。

油炒め調理の場合の栄養価を見てみましょう。

栄養素栄養価
食物繊維
(g)
2.8
カリウム
(mg)
260
βカロテン
(μg)
230
ビタミンK
(μg)
45
葉酸
(μg)
79
ビタミンC
(mg)
75
※100gあたり

こうやって見ると、生と変わらない・・・?

そう思う方もいるかもしれません。

調理で加熱すると、水分が飛んでカサが減ります。

そうすると、同じ100gの比較でも、実際は生食よりも多くの量を摂取しているんですね。

一見、ビタミンCや葉酸などは変わらないように見えます。

しかし、カサが減って摂取量が増えているのに栄養価はほぼ変わりません。

つまり、加熱などによって栄養が流れてしまっている事がわかります。

一方、油に溶けやすい性質を持つβカロテンは、油で炒めると吸収率が高くなりますよ。

生食と加熱では、吸収しやすい栄養素が変わってきます。

摂りたい栄養によって、調理法を変えてみるのも良いかもしれませんね。

ゴーヤを生のまま食べるのは危険?知らないと怖い健康リスクと対策まとめ

つるにぶら下がっているゴーヤ

今回の記事では、以下のような事がわかりました。

  • 生ゴーヤは食べ過ぎると、中毒症状を起こす危険がある
  • 生食時は、下処理をしっかり行う必要がある
  • 生食だと、ビタミンCや葉酸を効率良く摂取できる

食べ過ぎると、腹痛や嘔吐などの中毒症状が出る場合もある生ゴーヤ。

しかし、一日の摂取量を守り、下処理をきちんとすれば生ゴーヤは安全に食べられますよ。

生で食べてみたい方は、下処理や苦味を取る方法などを試してみてくださいね。

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