ピアノは早くて3歳頃から始めることが出来ます。
ですが、中々レッスンにならない・・・とお悩みの方はいませんか?
今回は3歳のピアノレッスンについて解説していきたいと思います。
なぜレッスンにならないのか、つまらないと感じるポイントなど詳しく解説していきますよ。
また、レッスンを楽しく続けるコツについてもご紹介しますので、参考にしてくださいね。
3歳の子だとピアノがレッスンにならないのはなぜ?
小さい頃からピアノを習わせることで、音感やリズム感が育つと言われています。
その他にも集中力の向上や努力をする習慣が身につくので、長く続けたいですよね。
まずは、3歳の子がレッスンにならない理由をいくつかに分けて解説していきます。
お悩みの方は参考にしてくださいね。
集中力が続かない
まずは、集中力が続かないという理由です。
皆さん、3歳の集中力はどのくらい続くかご存知ですか?
一般的に3歳児は3~4分程度、長い子でも10分程が限界と言われています。
小学生低学年までは「年齢+1分」が集中力の目安と言われているんです。
こんなに短いとレッスンにならない!と思いますよね。
集中力が続かなくてもレッスンできるコツがあるんです。
- こまめな休憩を挟む
- 一つのレッスンを短時間にする
- 体を動かすカリキュラム
- 歌を歌う(聞く)
同じレッスンを長時間させないのがポイントです。
3歳は好奇心旺盛でずっと座っていられるわけでもありません。
集中力が切れる前に違うレッスンに切り替えてしまいます。
まずはピアノの上達より、楽しいんだと思ってくれる事を優先しましょう。
そして少しづつ時間を伸ばして集中力を高めて行きましょう!
難しい
まず、3歳がピアノを弾くというのはかなり難しい事なんです。
3歳はまだ手が小さく指の力も弱いですよね。
ピアノの鍵盤は重く、指の力がないと音が小さくなってしまいます。
指の広がりも本人が意識していないと広がらず、特に小指は形が崩れやすいです。
連弾はまだまだ難しい時期ですね。
まずは、手の形をグーやパーにしてピアノを鳴らす事から始めます。
それから力が入りやすい親指や人差し指で音を出す練習へと移ります。
また、ピアノは鍵盤も多く覚えることに苦戦する子も多いです。
3歳は色や形をしっかり覚えてくる時期でもありますよね。
鍵盤に色や好きなシールをつけて、興味を持ってもらうようにしましょう。
練習がつまらない
レッスンにならない理由として、練習がつまらないと感じている場合があります。
では、そのような場合はどうしたらよいのでしょうか?
- 好きな曲を聴きながらレッスンする
- 一度教材から離れる
- レッスンをお休みする
無理に練習させてもいいことは一つもありません。
そんな時は教材から離れて歌や踊りなど、違う事で音楽に触れましょう。
中には、上手く弾けなくてつまらなさを感じている子もいます。
雰囲気を変えてキーボードやエレクトーンに挑戦してみるのも1つの手ですよ。
電子ピアノは力もいりませんし、好きに音を変えることが出来ます。
楽しく鍵盤に触って貰うのにピッタリですよ。
ピアノ教室が合わないのかも
ピアノ教室には種類があるのはご存知でしょうか?
簡単に分けると・個人・中規模・大手が存在します。
大手のピアノ教室では複数先生が在籍しています。
色々な先生に関わることが出来るので、子供にあった先生を探しやすいです。
また、大手だと全国で展開している教室も多いですよね。
転勤になったとしても、引っ越し先でも継続して通うことができますよ。
個人のピアノ教室では、その子にあったレッスンをすることが可能です。
カリキュラムも独自になっていて、要望が通りやすいのもポイントです。
教室によって、個人や複数人でレッスンしていきます。
ピアノ教室が合わないのかもと悩んだら、一度他の教室を調べてみてもいいかもしれませんね。
3歳の子がピアノのレッスンを楽しく続けるコツ5選!
小さい子は、嫌だと感じたら通いたくない気持ちがどんどん大きくなってしまいます。
まずはレッスンは楽しいもの!と認識してもらう必要がありますね。
では、3歳の子がピアノを楽しく続けるにはどうしたら良いのでしょうか?
楽しくレッスン出来るコツをいくつかご紹介していきますので、参考にしてくださいね。
遊びを取り入れる
3歳は集中力も短く、ずっと同じことを続けていくのはかなり大変です。
そこで、気分を変えて遊びを取り入れながらレッスンしてみるのはいかがでしょうか?
おすすめのリズム遊びをご紹介します。
- 音楽に合わせて手拍子や足を鳴らす
- ピアノの音を体で表現
- 振付のある歌を踊る(歌う)
中でもピアノの音に合わせて表現するリズム遊びがおすすめです。
大きい音→大きくジャンプ
小さい音→しゃがむ
など、瞬発力を鍛えたりピアノの音に慣れるのに最適です。
ゆっくり弾いたら歩く、早く弾いたら走るなどバリエーションも多いのがポイントです。
レッスン=楽しい時間という風に思ってもらえるような取り組みを考えましょう。
小さな成功体験を積み重ねる
レッスンに苦手意識を持たせないために、成功体験を沢山積んであげましょう。
どんな些細なことでも良いんです。
例えば、
- 指で音を鳴らせた
- リズムに合わせて手を叩けた
- レッスンに積極的だった
- 先生の話をよく聞けた
3歳は理解力も増え、褒められることで自信がつきます。
成功体験は自己肯定感も上がり、やる気にもつながるのでとても大切なんですよ。
大人からの声掛けは子どもの成長に欠かせません。
もし失敗して落ち込んでいても、沢山話を聞いて次へつなげてあげましょう。
落ち込んでいるときは否定的な言葉を使わないのがポイントです。
「大丈夫」「また頑張ろう」と優しく前向きに伝えてくださいね。
次上手くできたときは、大きな自信につながりますよ。
親も一緒に音楽を楽しむ
子どもは意外と大人の表情や言っていることを理解しています。
ママが楽しそうにしていると、それだけで子供の表情も明るくなるんですよね。
楽しくレッスンするのを目標にしているなら、ママ自身も一緒に楽しんでみましょう。
歌を一緒に歌ったりピアノ教室でやったことを復習するのがおすすめです。
3歳は体を動かすのが楽しい時期です。
手遊び歌やリズム遊びは普段から積極的に取り入れていきたいですね。
また、クラシックコンサートやピアノの映像を一緒に鑑賞するのもおすすめです。
音楽を聴くだけでなく、目で見ることで刺激になり楽器に対する興味を促します。
音楽を通して、親子のコミュニケーションもしっかり取っていきましょう!
無理強いは禁物
ピアノはリズム感や集中力など、小さい頃から習っていると育つものが多いです。
ですが、長く続けるには本人のモチベーションが大切になってきます。
もし本人がやりたくないと言うなら無理強いは禁物です。
3歳はその日の体調などで気分がガラッと変わることが多いですよね。
イヤイヤ期の真っ最中で、扱いが難しい時期でもあります。
まずは、なぜやりたくないのかお話を聞いてあげてくださいね。
レッスンを嫌がっても、違う形で音楽に触れて様子を見てみましょう。
たまにはお休みも必要なので、無理せず楽しく続けられるようサポートしてあげましょうね。
ピアノ以外の音楽にも触れる
3歳は好奇心旺盛で、色んな事に興味がある年齢です。
ピアノに集中するのもいいですが、ピアノ以外の音楽にも触れてみましょう。
おすすめはコチラです。
- リズム遊びには太鼓やタンバリン
- 音を楽しむならハンドベル
- クラシック音楽を鑑賞する
太鼓やタンバリンは、簡単に音が出せてリズム感を育てるのにぴったりな楽器です。
どんな子でも簡単に音楽に触れる事ができるので、プレゼントにもおすすめですよ。
小さく鳴らしてみよう!などと遊びながら触れることで音の強弱のレッスンになります。
好きな音楽に合わせて楽しく遊んでくださいね。
また、クラシックのミニコンサートや町の音楽会に参加するのもおすすめです。
ぐずったら退場するなど、周りへの配慮は必要ですが生の演奏はかなり刺激を貰えます。
ぜひ検討してみてくださいね。
3歳の子どもに合うピアノの先生の選び方
ピアノ教室は長い子だと10年以上通う子もいるそうです。
その中で一番重要なのが、教えてくれる先生ですよね。
指導の仕方や経験年数など、信頼関係を築くにはまず子どもに合う先生を探しましょう。
先生を選ぶコツをご紹介しますので参考にしてくださいね。
幼児教育の経験が豊富かどうか
まずは、幼児教室の経験があるかどうかです。
【幼児教室】
・幼児を対象としたピアノレッスンを行う教室
・リズム遊びや幼児向けのテキストを使用
・教室によって0歳から通える所も
基本的に幼児教室は、ピアノレッスンというよりリズム感や感性を育てます。
ここで重要なのが、気分が変わりやすい子どもの相手に慣れているのかということです。
先生の自信のなさや緊張というのは自然に子どもにも伝わってしまいます。
カリキュラムに沿っているだけでは、上手くレッスンできません。
時に脱線して雑談をしたり、子どもの好きな曲に触れてくれるような先生がおすすめです。
先生を選ぶ際は幼児教室の経験も確認しておきましょう。
ピアノ以外の教材も使用しているか
そもそも教材とは何なのでしょうか?
・ピアノを習うための教科書やノート
・幼児向けから上級者向けまで幅広く対応
・教室によって扱っている教材が違う
実はピアノ以外の教材を用意しているところもあるんですよ。
- ソルフェージュ(音符などの基礎を学ぶ)
- リトミック(音楽を使って音感などを向上させる)
この二つはよく聞きますよね。
特にリトミックは幼稚園でも導入されている所もあり、馴染みがあると思います。
また、シールや塗り絵ができる教材や、おんがくパズルなんてものもあります。
子どもの気分や集中力に合わせた教材を置いていると安心ですよね。
少しでも楽しくレッスンできるような取り組みがされているか、確認しておきましょう。
保護者との連携はどうか
保護者目線で一番重要なのは、しっかり連携が取れる先生なのかどうかですよね。
レッスンでの様子、進行状況、これからの課題や目標など報連相が大切です。
保護者と先生との連携をしっかりしたい人は、個人レッスンがおすすめですよ。
またレッスン時の報告を待つだけでなく、家庭での様子も伝えるようにしましょう。
- 今日の体調
- 自宅でのレッスンの様子
- 子どもの気持ち
- その他の要望
この辺りは何かあればすぐに先生に伝えるようにしましょうね。
3歳はまだ自分の気持ちを伝えられない場合がほとんどです。
その為、保護者と先生のコミュニケーションがとても大事になります。
相談しやすいのか、連絡や報告はしっかりしてくれる先生なのか見極めが必要です。
3歳のピアノがレッスンにならないのはなぜ?楽しく続けるコツまとめ
いかがでしたか?
今回は3歳のピアノがレッスンにならない事について深く解説してきました。
ポイントはこちら
- つまらないと感じるのは集中力や弾きづらさが原因
- レッスンを楽しく続ける工夫が必要
- 先生選びは慎重に
本人の気持ちが大切なので、無理強いはしないようにしましょう。
なぜレッスンにならないの?と疑問の方は今回の記事を参考にしてくださいね。
コメント