餅のカビを食べてしまった!対処法や毒性・見分け方まで徹底解説!

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餅のカビを食べてしまった!対処法や毒性・見分け方まで徹底解説!
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カビの生えた餅を食べてしまったらどうしたら良いのでしょうか?

正しい対処法を知っていますか?

この記事では、カビの生えた餅を食べてしまった時の対処法、カビの毒性、見分け方、保存方法などをまとめました。

万が一の時に慌てなく済むように、ぜひ読んで見てくださいね。

目次

カビの生えた餅を食べてしまった!対処法は?

木の皿の上の餅

誤ってカビの生えた餅を食べてしまったら心配ですよね。

そんな時はどうしたらよいのか対処法を見ていきましょう。

すぐに症状が出ることはあまりない

カビの生えた餅を食べてしまっても、すぐに症状が出ることはあまりありません。

カビの胞子を吸い込むことで、くしゃみや鼻水などの呼吸器系の不快感や頭痛、めまい、下痢などが起こることはあります。

カビ毒の多くは、長期的に摂取することで起こる慢性毒性です。

症状が出ないので安全と思ってしまうかもしれませんが、安全ではないのですね。

カビの生えた餅を食べてしまった時は口の中を水でよくすすぎ、カビが付いた調理器具や手もよく洗って清潔にしましょう。

長期的な健康リスク

カビ毒の種類によりますが、長期的に摂取し続けると腎障害や肝障害、消化器系の障害や発がん性など慢性疾患のリスクがあります。

胎児の発育や免疫系への影響を与える可能性も指摘され、発がん性も確認されているそうです。

すぐに大きな症状が出なくても、食べ続けてしまうと悪影響が出ることがあるのですね。

カビの生えた餅をお子さんが気付かずに食べてしまうことがないように、食べる前に大人がよく確認しましょう。

誤って何度もカビを食べてしまうようなことがないようにしたいですね。

食中毒症状が出た場合

食中毒の主な症状は、腹痛、嘔吐、下痢です。

これらの症状が出たら、まずは安静にして休みましょう。

食事は無理せず、消化の良いものを少しずつ食べると良いですよ。

下痢や嘔吐が続く場合は脱水症状にも気をつけてくださいね。

なかなか症状が改善されない時は病院を早めに病院を受診しましょう。

餅のカビを食べたらどうなる?毒性や見分け方のポイント!

餅をのばす

餅のカビを食べたらどうなるのでしょうか。

カビの毒性や見分け方のポイントをご紹介しますね。

カビ毒=食中毒は多くない

細菌やウイルスが原因の食中毒は多いですが、カビ毒による食中毒はあまり知られていません。

カビ毒を食べた後すぐに嘔吐や下痢を起こすような食中毒症状が出ることはあまりありません。

しかし、カビ毒の種類や毒素の量、個人の健康状態によっても異なります。

カビの生えた餅を食べた後に嘔吐、下痢などの食中毒症状が出た場合は、早めに病院を受診するようにしましょう。

また、先ほどお伝えしたように長期的に摂取することによる健康リスクがあるので気を付けたいですね。

強い毒性がある

カビ毒には強い毒性があり健康に悪影響があるのです。

特に「アフラトキシン」は世界最強の発がん性物質と言われており、肝臓がんを引き起こします。

1960年に英国で発生した七面鳥大量死事件の原因物質として発見され、食品衛生法でも規制されていますよ。

カビは食品や医薬品の製造に利用されたり私たちの暮らしに役立ち身近なものです。

でも、カビ毒の毒性はとても強いので甘く見てはいけませんね。

餅に生えたカビの見分け方

餅が以下のようになっていたらカビが生えている可能性があります。

  • 餅の表面に黒い点や緑色、黒色、赤色などの斑点がある
  • 触るとぬるぬるする
  • かび臭い、いつもと違う変な匂いがする
  • 食べた時にかび臭い、いつもと違う変な味がする

食べないで済むように、食べる前にはよく確認しましょう。

餅にカビが生えた場合は、すぐ廃棄した方が良いですね。

取り除いても加熱調理でもカビ毒は消えないので要注意

カビの部分だけ取り除けば食べられるのでしょうか?

実は、目に見えないカビが付いている可能性が高いです。

では、加熱すれば食べられるのでしょうか?

カビは熱に弱いため、加熱すれば死滅します。

しかし、カビが作り出す毒は熱に強く、一般的な加熱調理では死滅しません。

取り除いても加熱調理でもカビ毒は消えないので要注意です。

カビを予防する餅の保存方法は?

あんこがかかった餅

危険なカビを予防するためにはどんなことに気を付けて保存したらよいのでしょうか。

おすすめの保存方法もご紹介していきますよ。

カビができやすい4つのポイント
(温度、湿度、空気(酸素)、養分)

カビは、下記の4つの要素がそろうと増えます。

  1. 酸素:カビにも酸素が必要です。
  2. 温度:発育温度は20~25℃ですが、10℃以下の低温でも発育します。
  3. 水分:湿度70%です。細菌より低い水分でも発育できるため、乾燥した食品にも生えることがあります。
  4. 栄養源:餅、パン、菓子類などのでん粉や糖分を含む食品を好みます。

条件がそろえば、2~3日でカビが目に見えるようになります。

これらの条件がなくなるように注意して保存をしましょう。

冷蔵保存

冷蔵保存は、密封容器や保存袋に小分けにして保存します。

からし、わさび、唐辛子などを一緒に入れるとカビを防ぐ効果があるそうですよ。

冷蔵庫内が汚れているとそれを栄養として増殖するので、冷蔵庫を清潔にしましょう。

冷蔵庫内の水分をきちんと拭き取ることも大切です。

冷凍保存

冷凍保存は下記の手順で行いましょう。

  1. 空気を抜きながら、お餅を1つずつ丁寧にラップで包みます。
  2. それを保存袋に入れて冷凍します。

カビの発生や乾燥による劣化もあるので、1ヵ月をめどに食べきることをおすすめします。

自然解凍も数時間でできますし、レンジでも1分弱で解凍可能ですよ。

煮込み料理て食べるなら凍ったまま鍋に入れてOKです。

水につけて保存

水につけて保存する水餅は、以下の手順で行います。

1.お餅の表面の粉を水で洗い流す

2.密閉容器にお餅を入れ、餅が浸るくらいのたっぷりの水を入れる

3.蓋をして冷蔵庫で保存

4.毎日新鮮な水に切り替える

保存期間は約1ヶ月ですので、早めに食べ切りましょう。

ちょっと難易度が高い”干し餅”

干し餅の作り方は、以下の手順です。

1.餅を薄くカットする

2.風通しと日当たりの良い場所で天日干しにする

3.水分がなくなるまで乾燥させる(約1,2週間)

3.乾燥したお餅を紙袋に入れるか、ビンに入れて湿気のない場所で保存

完全に乾燥することが少し難しいですが、うまく仕上がれば保存期間は半年から1年と長いです。

焼くとおせんべいのように、揚げるとおかきのように食べられます。

煮物やお吸い物の具にしても美味しいですよ。

餅のカビを食べてしまった!対処法や毒性・見分け方まで徹底解説!まとめ

トレイに入った餅

この記事では、

  • カビの生えた餅を食べてしまった時の対処法
  • カビの毒性
  • カビの見分け方
  • 餅の保存方法

をご紹介しました。

いかがでしたか?

餅は正しく保存して早めに食べ切りましょう。

カビが生えたら危険ですので迷わず廃棄しましょうね。

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