子どもがお友達の物を壊したときの謝り方ってどのようにすれば良いのか知っていますか?
知らないと、いざという時に焦ってしまいますよね。
今回は、子どもがお友達の物を壊したときの謝り方について解説します。
メールや手紙での謝罪の方法や、お詫びの品の選び方も紹介します!
ぜひ参考にしてみてください。
お友達の物を壊した?謝罪の前の3つのポイント
お友達の物を壊したと聞いたら、誰でも驚きますよね。
「まさかうちの子が…」という気持ちになり、動揺してしまうと思います。
しかし子ども同士で遊んでいたら、トラブルが起こることは少なくありません。
大切なのは、まずは親が落ち着くことです!
それから以下の3つのポイントを確認しましょう。
- 子どもの気持ちと事実を確認する
- 壊してしまった物の状況を把握する
- 相手の立場や感情を考慮する
では詳しく紹介していきます。
子どもの気持ちと事実を確認する
まずは、子どもの気持ちとその時の状況を聞きましょう。
「お友達の物を壊した」という事実だけで頭ごなしに怒るのはNGです。
子どもが本当の気持ちを言えなくなってしまいます。
怒られた経験がトラウマになることもあるので注意が必要です。
怒りたい気持ちは抑えて、子どもの話を聞きましょう。
だた、子どもが親に怒られないように正直に言わない可能性もあります。
子どもの話を全て鵜呑みにするのではなく、冷静に判断してください。
あくまで中立の立場でしっかりと事実を確認することが大切です。
壊してしまった物の状況を把握する
まず壊してしまったお友達の物が、どんな物かを確認しましょう。
すぐ新しく購入できるような物でしたら、謝罪の際に持っていくのが良いと思います。
それから、どんなふうに壊れてしまったのかなどを確認しておきましょう。
謝罪するにあたり、その点が分からないと相手への誠実さが伝わりません。
相手の立場や感情を考慮する
ただ謝罪をすれば良いだけではありません。
相手の気持ちを考えて行動することが大切です。
相手が何に迷惑を感じているか、何を望んでいるのかを考えましょう。
例えば電話で謝罪をした際に「気にしないで」と言ってくれる方もいます。
対面謝罪まで求めていない相手の自宅へ無理に訪問するのは迷惑になるのでやめましょう。
やりすぎはNGです。
お友達の物を壊した時の謝り方
相手側には、どのように謝るのが良いのでしょうか?
電話やメール、手紙、対面などの方法があります。
ですが、基本的には電話で謝罪をしてから相手へ対面で謝罪をするのが好ましいです。
電話?メールや手紙?対面?
状況を確認したら、まずは電話で相手側に謝罪をします。
相手に怪我をさせてしまっていた場合は、治療費なども検討しましょう。
電話での謝罪の後に相手の自宅へ訪問する許可を得ます。
それから都合の良い時間を確認し、対面で謝罪をするのが一般的です。
電話で謝罪する時の謝り方
トラブルが分かった当日中に、取り急ぎ電話で謝罪をしましょう。
ただ、電話をかける時間には配慮をしてください。
夕方の忙しい時間帯や食事どきは避けましょう。
子ども同士のトラブルとはいえ、最初に親がしっかりと謝罪をすることが大切です。
親である自分にも責任があるという心構えで誠意をもって謝罪をします。
できれば、子ども本人にも電話口で謝らせましょう。
メールや手紙の謝罪文例
仲の良い相手だとしても、メールやLINEだけで謝罪を終わらせるのはやめましょう。
誠意が伝わる謝罪は、対面か電話か直筆の手紙です。
その後の付き合いに影響がでないように、誠意のある行動をしましょう。
また、手紙で謝罪する場合の書き方の構成は以下のとおりです。
- 頭語…『謹啓』『拝啓』『急啓』など。
- 謝罪の言葉
- 締めの言葉
- 結語…『敬具』『早々』など
頭語と結語はセットになっています。
『拝啓』だったら『敬具』、『急啓』だったら『敬具』か『早々』と書きます。
以下が謝罪文例です。
急啓 このたびは息子の○○が○○ちゃんの大切な〇〇を壊してしまい、大変申し訳ありませんでした。 親子ともども、○○ちゃんとご家族にご迷惑をおかけしたことを深く反省しております。 後日あらためてお詫びに伺い、弁償させていただきたく存じます。 とりいそぎ、まずは書中にてお詫び申し上げます。 早々 |
長々と書く必要はなく、謝罪と今回謝罪するに至った経緯を簡潔にまとめて書きます。
余計なことは書かずに、謝罪の気持ちが伝わる手紙を書きましょう。
直接謝罪する際のマナーと注意点
直接謝罪をする際には以下のマナーと注意点に気をつけてください。
- お詫びの品を持っていく
- なるべく子ども同伴で行く
- 謝罪を受け入れてもらってからお詫びの品を渡す
子どもと一緒に行き、まず親が誠意をもって相手側に謝罪をしましょう。
その親の姿を見て、子どもは自分がしたことの重大さを理解します。
できれば、子ども本人にも直接謝らせましょう。
お詫びの品は最初に渡さないようにしてください。
相手に、物で解決しようとしている印象を与えます。
まずは十分に謝罪をして誠意を伝えましょう。
お詫びの品は、謝罪を受け入れてもらってから渡します。
また、渡したけど断られた場合は、無理に渡すことは控えてください。
何よりも相手の意思や気持ちを最優先に考えた行動を心がけましょう。
お詫びの品の選び方
子ども同士のトラブルでは、どのようなお詫びの品を選んだら良いでしょうか?
相手に誠意が伝わるようなものが良いです。
コンビニで売っているような物は避けましょう。
ついでに買ってきたと思われ、誠意が伝わりません。
適切なお詫びの品とは?選び方の基準
では、お詫びの品はどのような物が良いのでしょうか?
適切なお詫びの品を選ぶ基準は以下のとおりです。
- 子どもが食べやすく喜びそうな物
- 包装紙が落ち着いた地味な色の物
- 日持ちがする物
和菓子ならお煎餅やどら焼きのような子どもが好きな物がおすすめです。
洋菓子なら日持ちのするクッキーやマドレーヌ、ゼリーが良いでしょう。
金額の目安と注意点
謝罪のお詫びの品の一般的な相場の予算は1,000円~3,000円です。
相手をケガさせた場合は少し多めに3,000~5,000円にすると良いでしょう。
あまり安っぽい物や、安すぎる物はNGです。
また、逆に高価すぎる物も、相手に気を遣わせてしまうので避けましょう。
お菓子以外で選ばれるお詫びの品のアイデア
お詫びの品=菓子折りというイメージがありますよね。
ではお菓子以外ではどんな物が選ばれているのでしょうか?
調査したところ、以下のような物が多いようです。
- 今治タオル
- 調味料や油
- 洗濯洗剤やキッチン洗剤
- フルーツジュースセット
- ソーセージ
洗剤や油は、必ずどの家庭でも使いますので実用性がありますね。
また、お菓子よりもジュースやソーセージが好きな子どもも多いので良いかもしれません。
相手の生活スタイルや好みがわかる場合には、それに寄せると良いでしょう。
お友達の物を壊した時の謝り方は?謝罪文例とお詫びの品の選び方まとめ
今回は、お友達の物を壊したときの謝り方について紹介しました。
もし子どもがお友達の物を壊したと分かったら、まず焦らずに落ち着いて行動をすることが大切です。
以下のポイントを心がけて行動しましょう。
- 子どもから落ち着いてそのときの状況を聞く
- 取り急ぎ電話で相手へ謝罪する
- その後直接自宅へ訪問し謝罪をする
- 子ども本人にも謝罪をさせる
- お詫びの品は子どもが喜びそうな日持ちのする物
- お詫びの品は謝罪を受けいれてもらってから渡す
そして何より大切なことは、相手の気持ちを考えて誠実な謝罪や行動をすることです。
今後も良い付き合いができるよう、誠意をもって対応しましょう。
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