オイコスは何歳から食べられるかご存知ですか?
酸味が少なくて食べやすく、濃厚なクリーミーさが特徴のオイコス。
タンパク質が手軽に摂れることも人気の理由ですが、子供は食べても良いのでしょうか?
- オイコスは何歳から食べられるか
- 子供に与える時の注意点
- オイコスに含まれるタンパク質や栄養価
お子さんの食事に摂り入れたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
オイコスを食べられるのは何歳から?
ヨーグルトは離乳食で与えられる食品としても知られていますね。
しかし消化機能が未熟な離乳期は、注意が必要なものも多く存在します。
オイコスは無糖のものもあり、離乳食としても使いやすそうなイメージが。
では実際、オイコスは何歳から与えても大丈夫なのでしょうか?
離乳食初期からOK?専門家の意見
子供から大人までタンパク質は重要な栄養素。
ヨーグルトは手軽にカルシウムやタンパク質が摂れる食品ですが、離乳食には注意が必要。
管理栄養士が解説した、1日当たりのタンパク質摂取目安を紹介します。
厚生労働省による「日本人の食事摂取基準」では、下記の量が目安です。
【タンパク質の食事摂取基準(1日あたりの目安量)】
引用元:https://athtrition.com/230624/
男児 女児 0~5ヶ月 10g 10g 6~8ヶ月 15g 15g 9~11ヶ月 25g 25g
オイコスの無糖は内容量113gに対し、含まれるタンパク質量は12gとなっています。
しかし、摂りすぎは消化に時間がかかったり、内臓への負担となります。
3歳頃になると消化機能も丈夫になってきますが、離乳期は特に様子を見ながら与えなくてはいけません。
アレルギーに注意!
ヨーグルトは、乳成分であるカゼインというタンパク質が、アレルギーの原因となることがあります。
赤ちゃんの頃はタンパク質を分解する機能が未熟です。
そのためアレルギー反応が出ないか確認しながら、与える量を増やしていく必要があります。
- ごく少量から始める
- 医療機関を受診できる時間に離乳食を与える
- アレルギー症状がないか観察
アレルギー反応は食べてからすぐに出る場合と、時間が経ってから反応が出る場合があります。
離乳食で与えて良い量は、このあと詳しく解説していきますよ!
与える量と回数
ヨーグルトを離乳食で与えて良いのは、離乳食中期(生後7~8カ月)から。
初めて与える時は小さじ1程度から始めるようにしましょう。
離乳食で与えて良い1回量目安
離乳食中期(生後7~8カ月)・・・50~70g程度
離乳食後期(生後9~11カ月)・・・80g程度
離乳食完了期(生後12~18カ月)・・・100g程度
ヨーグルトは2~3日に1回くらいのペースで与えて良いといわれています。
消化機能が未発達な赤ちゃんに毎日与えることは、内臓の負担になることが心配されます。
様子を見ながら、量を調整していくようにしましょう。
オイコスに含まれるタンパク質や栄養価は?
オイコスには色々なフレーバーがあり、期間限定でフレーバーが追加されることも。
それぞれ味は異なりますが、含まれているタンパク質や栄養価はどうでしょうか?
また、一般的なヨーグルトとの違いも気になるところ。
まずはオイコスの栄養価から、詳しく見ていきましょう!
無糖・加糖のプレーンオイコス
オイコスの最大の特徴はタンパク質が豊富で、脂肪ゼロなところ。
では、オイコスの無糖と加糖に含まれる栄養価から見ていきましょう。
無糖プレーン | 加糖プレーン | |
カロリー | 71kcal | 92kcal |
タンパク質 | 12g | 10.1g |
脂質 | 0g | 0g |
炭水化物 | 5.2g | 12.3g |
カルシウム | 135mg | 119mg |
内容量はいずれも同じ113gですが、タンパク質やカルシウムの量などが異なっています。
また糖類が入ることで、カロリー量が上がっていることもわかりました。
フレーバーオイコス
オイコスから様々なフレーバーが発売されていますが、フレーバーによって栄養価に違いはあるでしょうか?
ストロベリー | ブルーベリー | カカオ&オレンジ | |
カロリー | 92kcal | 92kcal | 88kcal |
タンパク質 | 10.2g | 10.1g | 10.2g |
脂質 | 0g | 0g | 0g |
炭水化物 | 12.1g | 12.2g | 11.8g |
カルシウム | 125mg | 125mg | 120mg |
いずれのフレーバーも加糖と同様に、タンパク質の量は10g程度ということがわかりました。
2024年10月28日に新発売されたフレーバー「カカオ&オレンジ」はチョコレートとオレンジの組み合わせが楽しめます。
他のヨーグルトとの大きな違い
次はオイコスと他のヨーグルトとでは、どのような違いがあるのか。
タンパク質や栄養価について特徴を見ていきましょう!
オイコスは、作る時に水分が取り除かれるので、しっかり密度があり濃厚な仕上がり。
他のヨーグルトは、作る時に水分や乳清(ホエー)を取り除かないため、口当たりが滑らか。
そしてビタミンやミネラルなどを含んでいる商品があり、脂肪分も含まれています。
オイコスと他のヨーグルトでは、含まれているタンパク質量が3~4倍くらい違いがあります。
目的に合ったヨーグルトを選ぶと、栄養を摂る時の効率が良いでしょう。
オイコスを子どもが食べるメリットは?
オイコスを取り扱っている店舗は多く、コンビニでも手に入ります。
身近なところで購入できることから、手軽にタンパク質を摂ることにも繋がりますね。
ヨーグルトも様々なものが店頭に置かれていますが、オイコスを子どもが食べるメリットはあるでしょうか?
タンパク質が豊富
オイコスの一番の特徴である、タンパク質を摂取できるのはメリット。
タンパク質は体を作るために、とても重要な栄養素です。
オイコスのタンパク質は吸収効率が高いことも特徴とされています。
そのため大人にはダイエット中や、筋肉の維持や増強にも効果が期待でき人気の商品。
肉や魚、大豆製品からも摂ることができますが、ヨーグルトで手軽に摂取できるのは嬉しいですよね。
無糖では食べてくれないという子にも、フレーバーが多く展開されているので、食べやすいものを選ぶと良いですよ。
カルシウムも摂れる
オイコスはタンパク質だけでなく、カルシウムも摂ることができます。
オイコスの商品ごとにカルシウムを比較してみましょう。
無糖プレーン・・・135 mg
加糖プレーン・・・119mg
ストロベリー・・・125 mg
ブルーベリー・・・125 mg
カカオ&オレンジ・・・120 mg
1~2歳児で1日に必要なカルシウム推奨量は400mgといわれています。
3歳児の推奨量は600mg程度といわれていますので、年齢や体調に応じて少しずつ取り入れると良いでしょう。
子供の成長に必要であるカルシウムを手軽に、効率よく摂取するのにおすすめです。
ビタミンも含まれる
フレーバーに使用されている果実などは、豊富な栄養を含んだものを使用しています。
しかし、オイコスのヨーグルトには、先ほど紹介した栄養価しか記載されていません。
一般的なヨーグルトにはビタミンBやマグネシウムを始めとした、ビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。
ビタミンDが含まれているヨーグルトもあり、一緒に摂ることでカルシウムの吸収を助けてくれます。
ヨーグルトは毎日摂取することで、体の健康維持に役立つといわれている食品です。
オイコスを食事に取り入れる際は、他の栄養も意識して摂ると、子どもにも良い健康効果が得られるでしょう。
オイコスは何歳から食べられるのか看護師が解説!タンパク質や栄養価まとめ
オイコスは何歳から食べられるのか解説してきました。
この記事のまとめ
- 離乳食にはタンパク質の摂りすぎなど注意が必要
- オイコスはカルシウムも豊富
- 他のヨーグルトとは栄養価や脂肪分が大きく異なる
手軽に食べることができるオイコスを、お子さんの健康にも役立ててみてはいかがでしょうか。
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